その傾向は強くなっているようだ。「打ち合わせを短時間で切り上げる」を見てみよう。年収500万円台で37.7%から57.5%へ、年収800万円台で50.4%から64.5%へ、年収2000万円以上で57%から75%へ。水準の違いはあるが各層で大きく増加している。
数年前から、仕事の効率化に関するビジネス書やその著者が注目を集めている。それらのノウハウが個人単位での仕事に反映され、こうした数字となって表れているのではないか。
一方で「この1年で仕事は忙しくなっている」と感じている人は、いずれの年収層でも約半数を占める。個人単位で効率化を進めていても、それでは追いつかないほど仕事量が増え、多忙感につながっているのかもしれない。