今、ビール4強の戦いが熱い。2015年上半期のビール系飲料(ビール、発泡酒、新ジャンル)の課税出荷数は3年連続減で、過去最低。だが、各社はシェアアップを誓い、熾烈なパイの奪い合いは激化するばかりだ。

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サントリー猛追、キリン復活で熱戦へ!(PIXTA=写真)

昨年まで5年連続でシェアを落とし、昨年は独り負けしたキリンが15年上半期は販売数量を前年同期比2.2%アップ、大手4社で唯一の増加。逆襲の幕開けだ。10年にキリンからトップの座を奪取して以来、王者の地位を守るはアサヒ。今年は「1年中売れる仕掛け」を繰り出した。

5年連続でシェアを上げ続ける唯一の会社がサントリーだ。サッポロはシェア苦戦も、伸びる機能系市場で世界初の商品を連発した。

ビール、新ジャンル市場が縮小する中、発泡酒は販売数量が12.4%増、その理由も機能系商品だ。サッポロとキリンがプリン体・糖質ゼロ商品で白熱、特許を巡りサントリーがアサヒを提訴、伸びる市場でも4強が激突中だ。