確定拠出年金をとことん活用する

老後の生活を考えたとき、公的年金だけでは心もとない。そこで、公的年金に上乗せする“自分年金”をつくろうという機運が高まっている。自分年金といって真っ先に思い浮かぶのは保険商品だろう。具体的には変額年金保険と定額年金保険だ。ただ、自分年金づくりにはどちらも向いていない。

変額年金保険は預けたお金をファンド(特別勘定という)で運用し、その運用成績しだいで将来受け取る年金額が変動する商品のことで、元本保証のついたものもある。死亡保障がついていて投資信託と保険がセットになった商品で、投信の保有コストである信託報酬と保険関係費用の両方が毎年徴収される(年2~3%程度)。

2009年に入り、元本保証をつけた商品は予想を超える大幅な株価下落で保険会社の収益が圧迫されたのをきっかけに新規募集の中止が相次いだ。そのため、加入した時点で将来の年金の受取額が決まる定額年金保険の販売に回帰する動きもある。しかし、この低金利時代に、預けたときの利率がずっと適用される固定金利の金融商品は避けるのがセオリーだ。