――武田をグローバルリーダー企業へ進化させる方法は。

【ウェバー】目標は世界のそれぞれの地域において、カスタマーから、「ベストな製品、サービスを提供するのはタケダだ」と認められ、トップになることだ。それには地域ごとに異なるニーズを的確につかむ。グローバル企業として標準化も必要だが、新興国市場で成功するため、ローカルチームの強化は喫緊の課題だ。私も現地を回り、スタッフとコミュニケーションを重ね、エンゲージメントを高める。

同時に力を入れるのがリーダー人材の育成。異動で経験を積ませ、ベストプラクティスを共有する仕組みもつくる。武田の社員は優秀だが、勝利への強い意欲やオペレーションの機敏さがやや不十分な面もある。これを強化する。グローバル市場で戦う人材が必ず育つはずだ。

武田薬品工業社長兼COO クリストフ・ウェバー
1966年生まれ。フランス出身。92年リヨン第1大学薬学・薬物動態学博士課程修了。併行してファイナンス、統計学も学ぶ。2003年7月グラクソ・スミスクライン(GSK)フランス会長。11年GSKワクチン社社長など、9カ国での勤務を経て、14年6月から武田薬品工業社長兼COO。

出身高校:リヨン第1大学
長く在籍した部門
:GSK
座右の書(または最近読んだ本)
:『THE SPEED OF TRUST』
座右の銘
:人生はもう十分複雑なんだから、これ以上複雑にするのはやめよう
趣味
:登山