地球温暖化問題において、石炭火力発電はCO2排出量の大きさから新増設を反対されることが多い。石炭火力発電「悪者」説に対して、筆者は3つの理由から異を唱える。

 

エネルギー問題を考えるための「3つのE」

地球温暖化問題の深刻化とともに、日本国内では、石炭火力発電に対する風当たりが強まっている。発電電力量当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が多いことをとらえて、短絡的に石炭火力を「悪者」扱いし、その新増設に反対するばかりか、極端な場合には、その撤去さえ求める論調が目立ちつつある。