とはいえ、毎日忙しく、食生活が乱れがちなビジネスパーソンは、どうやって実践していったらいいのだろう。

溝口院長が次のようにアドバイスをしてくれた。

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シーン別「賢い食事」の選び方

「やはり、基本は血糖値を急上昇させるご飯や麺類のドカ食いは避けて、1日の3食ではタンパク質をメーンに規則正しくとることです。自分で調理できればベストなのですが、そういかないことも多いはず。コンビニやデパ地下で食材を買うなら、ご飯の入っている弁当ではなく、おかずを単品で選びましょう。ファミリーレストランなどでは、パンやライスは頼まず、肉料理とサラダ、スープなどの単品の組み合わせにしておきます。定食屋のメニューにはご飯や麺類がつきもので、注文の際に『ご飯は要りません』といいましょう。揚げ物や味の濃いタレのものは避けてください」

この溝口院長のアドバイスをまとめたものが図である。頭のなかにインプットしておけば、理想的な栄養状態にもっていけるようになる。ぜひ実践してみたらどうだろう。

新宿溝口クリニック院長 溝口 徹
1964年、神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学病院、国立循環器病研究センターを経て、96年に辻堂クリニックを開設。2003年、日本初の栄養療法専門の新宿溝口クリニックを開設。
(加々美義人=撮影)
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