【8】和室
就寝には、上げ下げや立ち座りに体力を要する布団よりベッドが適しているが、嫌がる場合には2~3畳の小上がり状の空間を作る手も。火災報知機、緊急通報装置も導入したい。
【9】キッチン
火のそばに引火しやすいものを置かないように整理整頓を。できれば熱源はIHなど、より安全なものに。作業しやすくなるよう照明を明るくする、調理台の高さを変える、収納の位置を低くするなどの工夫も必要。
【10】リビング
つまずく危険を減らすため、足元にモノを置かない、敷物のへりを固定する、コード類はケーブルカバーを利用し、まとめて壁際に寄せて固定するなどの工夫を。家具は安定のいいものを使う。
●手すりの取り付け方
【廊下や階段など】手をすべらせながら使用するハンドレールは両側に設置するのが望ましいが、難しい場合は下りるときの利き手側に。高さは750~800mm、直径は32~36mmが目安。
【トイレ、浴室など】立ち座り時などに握って利用するグラブバーは直径28~32mmが目安。端には衣類をひっかけないようエンドキャップを付け、壁面側あるいは下方に曲げて収める。
※参考資料/福祉住環境コーディネーター検定試験公式テキスト(東京商工会議所)