2年5カ月でユーザーが3億人を突破したLINEの森川亮社長と、全国で住民参加型のまちづくりを進めるコミュニティデザイナーの山崎亮さん。ネットのつながりをつくるプロと、リアルのつながりをつくるプロが「コミュニケーションの未来」について語り合った。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/12081)

数値化できないところにビジネスの鉱脈あり

LINE 森川亮社長

【森川】頭の固い人は、プロジェクトによってまちがどれだけ活性化したかを数値で示せという。

【山崎】その通りです。まちづくりの成果を、商店街の売り上げがいくら増えた、来訪者が何人増えたといった数値化できる指標で測られてしまうことが多いんです。それもたしかに活性化の一部ではありますが、僕らがコミュニティデザインにかかわるときは、むしろまちの人がどれだけわくわくしてきているか、そのわくわくがどう広がっているかといった、リサーチしにくいことを大切にしたい。お金や数字の問題が絡んでくると、まちづくりはとたんに難しくなります。売り上げを伸ばすために活動しようと言った瞬間、すーっと引いてしまうおばちゃんとか、たくさんいますからね。「まちを元気にするんじゃなくて、お金儲けのためにやるんならもうええわ」って。