中高生男子の「ジャンプ」読者が激減

日本の出版市場の市場規模がピークに達した1996年と2019年で、各学年でもっともよく読まれた雑誌(マンガ以外も含む)と、何人が読んだかを比べてみよう。なお、調査対象者の人数がそもそも異なるため、2019年のほうは実数のあとに1996年と調査対象者が同数だった場合に補正した数字も示しておく(小数点以下の端数は四捨五入)。

・1996年 小学4~6年生4249名、中学1~3年生3941名、高校1~3年生4253名に実施
小4男「コロコロコミック」371名 女「りぼん」349名
中1男「週刊少年ジャンプ」433名 女「Myojo」313名
高1男「ジャンプ」487名 女「SEVENTEEN」187名

・2019年 小学4~6年生3461名、中学1~3年生2570名、高校1~3年生3479名に実施
小4男「コロコロ」236名 女「ちゃお」130名 →補正後 男290名 女159名
中1男「ジャンプ」27名 女「nicola」55名 →補正後 中1男41名 女84名
高1男「ジャンプ」44名 女「Myojo」26名 →補正後 高1男54名 女32名

30年前から見られる「減少傾向」

小4男子に対する「コロコロ」の影響力は健闘しているが、女子では少女マンガ誌トップでも読者数が半減、中1、高1男子の「ジャンプ」読者はほぼ10分の1だ。

おそらく日本では小中高生のマンガの読書率はかつてより下がってきている。

全国学校図書館協議会「学校読書調査」の1985年と1995年を比べると、1995年時点ですでに減少傾向が見られる。そのあとはベネッセ教育総合研究所と東京大学の調査になるが、2023年の段階で紙のマンガの読書率は小学生68%、中学生60%、高校生49%。1985年と比べると小中高いずれでも20ポイント以上、読まれなくなっている。