この人生が10 年続いたら?

いまの生活をもう10年続けるとしたら、どう感じるでしょうか。仕事の内容も、人間関係も、毎日の流れも、おおむね今と同じだとします。そう想像してみたとき、自分の中に湧いてくる感覚を見るのです。

本田健『自分に聞いてみよう 人生を選び直す49の質問』(きずな出版)
本田健『自分に聞いてみよう 人生を選び直す49の質問』(きずな出版)

「まあ、これで十分」と感じる人もいるでしょう。その場合は、その感覚を大切にしてあげてください。

一方で、想像した瞬間に、呼吸が浅くなる人もいると思います。言葉にはならないけれど、胸のあたりに重さが残る。

「それは、ちょっとしんどいかもしれない」

そう感じたとしたら、それは、いまのあなたの正直な反応です。

1年や2年であれば、多少の我慢は続けられます。目の前のことを乗り越えながら、なんとか過ごしていける範囲です。

今の選択が10年後の自分をつくる

けれど、10年となると話は変わってきます。10年は、人生をつくってしまうような長さです。いま我慢していることを10年続ければ、それはもうちょっとだけの「我慢」ではなく、その人の生き方になります。いま後まわしにしていることを10年後まわしにしてしまえば、それはもう「いつかやる」ではなく、「やらなかったこと」になります。

からだも、気持ちも、人間関係も、10年あれば確実に変わっていきます。その変化の中で、いまの状態を引きずったまま進んでいきますか? それとも、どこかで少し方向を変えていくのでしょうか?

その分かれ道に、いま立っています。

今あなたがする選択は、10年後の自分をつくっています。全部を変える必要はありません。ただ、「このままでは、10年はもたないかもしれない」と感じた部分があるとしたら、そこに、これから動かしていく余地があります。

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