時代遅れの万博を強行した裏事情

大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が今年4月13日に開幕した。いまのところ酷評しか聞こえてこないが、失敗することは始まる前から明らかだった。これ以上、傷が深くならないことを願うばかりだ。

大阪・関西万博協会が発表した開幕1カ月の来場者数は計261万3509人だった。会期中の想定来場者数は2820万人で、それを達成するには1日約15万人ペースが必要だった。しかし、期待のゴールデンウイーク期間中でさえ最高13万人台。これから何かテコ入れしたとしても、想定を上回ることはかなり難しい。

1〜2時間は当たり前の待ち時間、内容に比べて料金が高すぎるレストランなど、不人気の理由を挙げるとキリがない。ただ、それらの細かな理由はあくまでも表面的なものである。そもそも大阪・関西万博は経緯からしてデタラメであり、根本が間違えている以上、表面を取り繕ってもどうにもならないのだ。

(構成=村上 敬 写真=iStock/shimikenta)