カーテンを開けてから軽く体を動かす

朝日は、夜の睡眠にとっても大きな意味があります。セロトニンは、夜になると睡眠ホルモンである「メラトニン」の材料になります。つまり、朝にしっかり光を浴びることは、その日の夜に眠る準備を始めることでもあるのです。

夜になかなか眠れない人は、夜の過ごし方だけに目が向きがちです。もちろん、寝る前の習慣に意識を向けることは重要です。しかし、睡眠の質を決める分かれ道は実は朝にあります。朝日を浴びて体内時計を整え、セロトニンの分泌を促してこそ、夜になったときに自然と眠りのリズムへ移りやすくなるのです。

ポイントは、起きてからできるだけ早い時間に光を浴びることです。朝、カーテンを開ける。ベランダや玄関先に出る。家の中で仕事をしている人でも、始業前に少しだけ外を歩く。時間がなければ、窓際で朝の光を感じるだけでもよいでしょう。

できれば、光を浴びながら軽く体を動かすと、さらに一日のスイッチは入りやすくなります。窓際やベランダで伸びをする程度でかまいません。光と体の動きが合わさることで、交感神経の働きがゆるやかに高まっていきます。

曇りの日であっても、外の光には意味があります。室内の照明だけで過ごすより、太陽の自然な明るさを感じるほうが、体内時計への刺激になります。忙しい朝でも、ほんの数分、朝の光を浴びる時間をつくるようにしましょう。

「目覚めの1杯の水」で活動モードに

朝起きたとき、必ず習慣化したいのが、1杯の水を飲むことです。

「水を飲むことが、メンタルにどう作用するのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、朝の1杯の水は、体を活動モードに切り替えるための、とてもシンプルで効果的な習慣です。

水
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人は眠っている間にも汗をかき、たくさんの水分を失っています。朝起きたときの体は、自分で感じる以上に水分不足の状態なのです。

水分が足りなければ、血流は悪くなり、脳にも十分な酸素や栄養が届きにくくなります。すると、頭がぼんやりする、だるい、気持ちが前に向かないといった状態が起こりやすくなります。これが、メンタルに「目覚めの1杯の水」が効くメカニズムです。