ふくらはぎのマッサージは実は逆効果
下半身の血流を促すのに、大きな役割を持つふくらはぎ。そのポンプ機能を高めるには、マッサージが効果的という説がある。確かに、上手にもみほぐせば、血行が良くなりそうだ。しかし、やめておこう。ふくらはぎは血液がとどこおりやすく、血栓ができやすい。下手に強くもむと、血栓がはがれて流れ出し、肺などの動脈で詰まってしまうことも考えられる。
ふくらはぎの血流を促すには、もむよりも動かすほうがおすすめだ。足首をぐっと内側に曲げ、それから真っすぐに伸ばす。この動きを左右の足で繰り返そう。足先を「パタパタ」と動かすような要領だ。1分間ほど続けると、血流がぐっと良くなる。デスクワークの人は、1時間に1回ほど、椅子に座ったままで行おう。足先だけの動きで、ほかの席からは見えないので安心を。
椅子に座ったまま、長時間、仕事をし続ける業務もあるだろう。このような仕事をしていると、どうしても腰から下の筋肉が固まってしまう。とどこおりがちな血流を促すには、ときどき立ち上がって、体を少しでも動かすことが大切だ。
しかし、業務によっては席を立つのが難しい場合もある。そんなときには、椅子に座ったまま、下半身の筋肉をリフレッシュ。足先を動かす「パタパタ運動」に加えて、ストレッチで筋肉を伸ばしてあげよう。ふくらはぎの血流改善に効くのが、足首を反らせるストレッチ。
片足を真っすぐに伸ばして、つま先を手前にぐっと曲げる。上体を前に倒して腕を伸ばし、足先をつかんで引き寄せたら、ストレッチ効果はさらにアップする。ああ、気持ちいい、筋肉が伸びている……と感じるところまで刺激しよう。
デスクワークの合間にこっそり行う腹筋術
デスクワークをしながら、こっそりできる筋トレがある。筋肉をギューッと収縮させ、「効く〜」と思いつつ頑張っても、まわりからは絶対に気づかれない。この秘密の筋トレは「ドローイン」。体の深い部分にあるインナーマッスルのひとつ、腹横筋を鍛えられ、腸のぜん動運動も良くなる運動だ。
背もたれにもたれずに、骨盤を真っすぐに立てるイメージで、背すじを伸ばして座る。その姿勢から、ぐっとおなかをへこませていく。ゆっくり呼吸をしながら、限界までへこませた状態を30秒ほどキープする。立った姿勢でも、仰向けでもできるので、ふと思いついたら試してみよう。
繰り返し行ううちに、へこませた状態が正しいと腹横筋が記憶。力を入れなくてもおなかがへこんだ状態になり、自然と腹回りが引き締まるといううれしいメリットもある。

