店内で仕込み、揚げているから安い

かき揚げを安く提供できるのは、工場で揚げたものを仕入れているからではありません。

むしろ逆で、店舗で野菜を切り、衣を付け、揚げる技術を磨きながら品質を高めているからこそ、この価格を実現できています。工程には手間がかかりますが、美味しさと価格を両立させるためには欠かせない投資なのです。

時間帯によって、お客様が求める商品は変わります。その中でも、かき揚げそばは最も間口が広く、どの時間帯にも自然に選ばれる商品です。

どの時間帯でも売れる商品があるから、朝も昼も夜も売り上げが安定する。

ゆで太郎にとって、かき揚げそばは単なる人気商品ではなく、1日の売り上げを支える土台なのです。

まとめ
定番がある店は売り上げがブレにくい

日本人も好きな「トッピング自由」文化

ゆで太郎の名物の一つが、提供カウンター横にある薬味コーナーです。

一味、七味、紅生姜、福神漬け、柚子粉、揚げ玉、ソース、醤油、マヨネーズ、ラー油、おろしなど、自由に使える調味料や薬味を数多く用意しています。

ゆで太郎の薬味コーナー
画像提供=ゆで太郎システム
ゆで太郎の薬味コーナー

もちろん、最初からこれだけ揃っていたわけではありません。お客様の声を聞きながら、少しずつ増やしてきました。

この発想のきっかけになったのは、フレッシュネスバーガーです。ケチャップやマスタードを自分好みに加えられるスタイルを見て、「これは面白い」と感じました。

アメリカやヨーロッパでは、ベースの商品を提供し、お客様自身が好みに合わせて完成させる文化があります。日本人も実はそういう楽しみ方が好きなんですね。

私は、食べ方に正解はないと思っています。カレーには紅生姜が好きな人もいれば、福神漬けが好きな人もいる。一味が好きな人も、七味が好きな人もいる。それなら両方置けばいい。冷たいラーメンに酢が欲しいという声があれば、酢も置く。

そんな積み重ねで、今の薬味コーナーができました。

その中でも象徴的なのが揚げ玉です。もともとは朝メニューのサービスとして、かけそばに自由に入れていただくために置き始めました。