女性にモテやすいペットはあるか。法政大学教授の越智啓太さんは「男性はどんなペットを飼うかによって印象が大きく左右される。ペットの存在から、女性はその人の男らしさや甲斐性のみならず、交際の本気度まで見極めている」という――。
※本稿は、越智啓太『恋愛の科学 交際戦略編』(実務教育出版)の一部を再編集したものです。
ペットが一緒に写ったプロフ写真の効果
人々はプロフィール(プロフ)写真からその人物のさまざまな特徴を読み取ろうとします。セルフィー(自撮り)かポートレート(他撮り)かで違いが生じるなら、もっと影響があるものもあるでしょう。そのひとつは、SNSなどに載せている写真に一緒に写っているものの影響です。
ここでは、その中でも比較的よくあるペットの問題について検討してみましょう。つまり、プロフ写真に一緒にイヌが写っている場合とネコが写っている場合はどちらがモテるか、どちらが好印象か、それはなぜかという問題です。
これも、おそらく人々の印象に意識的というよりは無意識的に影響を及ぼす周辺ルートの要因であるといえるでしょう。
Tinderの2400件のプロフデータを分析
ところで、マッチングアプリのプロフ写真にペットはどの程度登場しているのでしょうか。この問題は、デュルンベルガーとシュプリンガーが検討しています(※1)。
彼らはオーストリアのウィーンと東京で、マッチングアプリのTinderにアップされているプロフ写真を分析しました(Tinderには最大9枚のプロフ写真を掲載できます)。
そして、プロフィール写真にどのくらい動物が写っているのか、どんな動物なのか、誰がより動物を載せやすいのかについて検討しました。
合計2400件のプロフィールを構造化されたチェックリストで観察・コード化して分析したところ、動物を写した写真があるプロフィールは全体の約16%程度で、その内訳は下記のようになりました。


