「なんでいまさら旧宮家なのか」

旧宮家が宮家であった時代、彼らは「特権階級」として特別な地位を保っていた。特権階級には、華族や士族もあった。そうした身分の違いは、さまざまな場面で露呈し、平民と位置づけられた一般の国民には苦々しい存在でもあった。

そうした特権階級が没落することは、同情も呼んだかもしれないが、それを戦後の民主的な社会がもたらした“痛快な出来事”と受けとるむきも少なくなかったのである。

しかし最近では、今回の改正論議が巻き起こるまで、旧宮家の人々に注目が集まることはなかった。話題にのぼることもなかった。そのことが一般の国民に唐突な印象を与えたのは間違いない。