農薬のリスクも減らせる分づき米

近所に精米店がない場合は、ネット通販で購入したり、街中にあるコイン精米機などで玄米を精米したりする方法もあります。

いきなり5分づき米にするのはハードルが高いという人は、まずは白米にかなり近い7分づき米から慣らしていくのもいいですね。

かつて、玄米に含まれるフィチン酸がミネラルの吸収を邪魔するといわれていましたが、最近ではたっぷりの水で長時間浸水して発芽させることによって、ミネラル吸収を阻害する作用が弱まることが知られてきました。

通常の炊飯をしていれば、それほど心配することはないでしょう。

炊飯した玄米
写真=iStock.com/Promo_Link
※写真はイメージです

また、玄米の糠や胚芽には、残留農薬がたまっているともいわれています。無農薬米や減農薬米を購入できるならそれがベストですが、その分、お値段が高価になります。

残留農薬のリスクを減らす意味でも、胚芽部分にあるミネラルなどの栄養が摂れると同時に、農薬のリスクも減らせる分づき米はおすすめです。

ダントツに鉄が多く含まれる食材の最終結論

血液中にある赤血球は、全身に酸素を運搬する重要な働きをしています。ミネラルのひとつである「鉄」は、この赤血球のなかのヘモグロビンの材料。そのため、鉄不足は貧血を招きます。

鉄を摂っているのに貧血が改善しない、血液検査で数値がよくならない――このような人は、鉄がうまく吸収できていない可能性があります。

鉄には肉などの動物性食品に含まれるものと、野菜や大豆製品などの植物性食品に含まれるものがあり、種類が違います。

動物性食品に含まれるのはたんぱく質と結合している「ヘム鉄」、植物性食品に含まれるのはたんぱく質と結合していない「非ヘム鉄」です。

積極的に摂ってほしいのは、動物性のヘム鉄のほうです。ヘム鉄の吸収率が10~20%なのに対し、植物性の非ヘム鉄の吸収率はわずか2~5%だからです。そして病院で処方される鉄剤は、実は非ヘム鉄です。

鉄は、汗や便でも排出されていきます。女性の場合、生理でも失われるため、日頃の食事で意識的に鉄を摂っていただきたいものです。

摂るなら、圧倒的に吸収率がいいヘム鉄が含まれる動物性食品から摂りましょう。なかでもおすすめはレバーです。ダントツに鉄が多く含まれているからです。