便利なカット野菜の落とし穴

野菜をプラスしたいけれど、時間がないときに便利なカット野菜。

このカット野菜は下処理の過程で洗浄され、さらにカットされたあと殺菌洗浄されています。

もちろんこれは必要な工程です。野菜が汚れていたり、変色して傷んでいたりしたら、商品として売り場に並べることはできません。また、野菜の食中毒も意外に多いもの。

しかし、カット野菜に含まれるビタミンCとビタミンB群などの水溶性のビタミンは、洗浄や加工の過程で流出してしまっている可能性が大。栄養面から見るとちょっと残念なのです。

これは袋詰めされたカット野菜に限らず、コンビニなどで売られている「海藻サラダ」「ポテトサラダ」などカップに入ったサラダの野菜や、「豚汁の具」など水煮になっている加工食品も同様です。

野菜からは思ったほどアクは出ない

野菜で栄養を摂ることを考えたら、多少手間でも自分で野菜を買って、家で切って食べましょう。カット野菜である必然性がないのであれば、そのままの野菜を買うのがいちばんです。

家などで野菜を調理するときも、ひと工夫を。たとえばキャベツをせん切りにして水にさらすのではなく、一度大きめに切って洗ってからせん切りにしましょう。水にさらす面積を少なくするためです。

千切りにされたキャベツ
写真=iStock.com/Igor Dudchak
※写真はイメージです

ほうれん草や小松菜なども、切ってからゆでるのではなく、束のまま丸ごとゆでてから切るほうが、栄養の流出を防げます。

水につけるのはあく抜きの意味があると思いますが、実はごぼうもれんこんもじゃがいもも、水にさらしてもさらさなくても、味はあまり変わりません(切ってから時間が経つと、色が黒ずむことはあります)。野菜からは思ったほどアクは出ないものです。