クズが大繁殖し、500億円の損失

ちなみに、人間が特定の動植物を駆除・導入したことで惨事を招いた例は、ほかにもある。たとえば、クズ。秋の七草の一つで、お菓子の葛餅や漢方薬の葛根湯でおなじみの、日本原産のあの植物だ。

クズは、1800年代にアメリカに導入され、当初は観賞用として育てられた。そのうち、土が流れていかないようにするのに役立つ植物として、政府の手で苗木が配られた。

というのも、クズは繁殖力が強い。