成功のきっかけは「予期せぬ偶然」

計画的偶発性理論を結論から言ってしまえば「キャリアが成功する要因の8割は予期せぬ偶然だ」というものです。

クランボルツ教授が多くの職業の人を対象に調査をしたところ、18歳の頃になりたいと考えていた職業についている人はごくわずかだったそうです。

では残り大多数の人は満足なキャリアを送れていないかというと、どうやらそうではないようで、社会的に成功をしているビジネスパーソンを対象に調査をすると、その大半が「成功は予期せぬ偶然がきっかけだった」と回答したそうです。

ある意味で、キャリアが成功するのかどうかは運次第ともいえる理論です。

「なんだ、結局は運なのか……」計画的偶発性理論の話を聞いて、そう感じた方もいるかもしれません。

でも実は、クランボルツ教授はさらに調査をすることで、社会的に成功を収めている人たちの共通点を探し当てました。

それは、予期せぬ偶然が起きるように自ら行動していること。予期せぬ偶然を単なる出来事ではなく自らのステップアップの機会としていることです。

キャリアを成功させる5つの行動指針

この調査の結果、クランボルツ教授はキャリアを成功させるための5つの行動指針を示しています。

1.好奇心(Curiosity)
2.持続性(Persistence)
3.楽観性(Optimism)
4.柔軟性(Flexibility)
5.冒険心(Risk Taking)

好奇心が強い人は様々なものに興味が向きます。おもしろそうなイベントがあれば積極的に参加してみる人の方が結果的に予期せぬ偶然が起きる確率が高まります。

持続性、楽観性、柔軟性は、予期せぬ偶然が起きたあと、自分のキャリアのステップアップをするために重要な要素です。

多少の失敗があってもめげずに、粘り強く続けながら、従来の自分のやり方に固執しないことで道が開けます。

エンジニア チーム
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言い換えれば、この3つの要素がないと、新しい環境に馴染めない可能性が高まります。

持続性、楽観性、柔軟性が不足して周囲から浮いてしまい、初めての転職で失敗するというケースはよく見かけます。

最後が冒険心です。予期せぬ偶然が起きたとき、偶然をチャンスととらえて新しい環境にチャレンジすることはリスクもあります。

リスクを恐れずに思い切って新しい環境に飛び込んでみることで新しいチャンスを得るのが冒険心です。