1930年の出生率分布は正反対だった
図表2は、1930年の都道府県別出生率を示したものである。
なんと、現在とは正反対の分布になっている。最も高いのは青森県(6.30)、最下位は大阪府(3.19)である。4.70という全国平均の高さも驚きだが、現在は1位であるはずの沖縄県が1930年時点では出生率3.69でワースト4位になっているのも目を疑う。
こうした戦前の状況を踏まえると、「暖かい地域は性におおらかなので出生率が高い」という、気候と出生率を直接結びつける説明はまったく的外れであることが分かる。まさか、戦前は沖縄よりも東北のほうが暖かかったわけではあるまい。
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