原因不明の胃腸の不調が示すこと

実際、過敏性腸症候群(IBS)を悩む人に、不安や抑うつの傾向が併存しやすいことはよく知られています。

菅原道仁『幸せな人は「感じる脳」を持っている』(宝島社)
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これは、IBSが腸そのものの問題だけでなく、脳の過度な警戒状態やストレス反応が、症状の現れ方を大きく左右していることを示しています。

もちろん、これは「胃腸の不調はすべて気の持ちようのせいだ」という意味ではありません。そうではなく、胃腸は生理学的に見て、感情やストレスの影響を受けやすい臓器であり、未処理の緊張が身体反応として現れやすい場所ということなのです。

実際、私たちは緊張するとお腹が痛くなったり、人間関係で悩むと胃が重くなったりすることを、日常の中で何度も経験しています。

だからこそ、検査で大きな異常が見つからないのに胃腸の不調が続くときには、食事や生活習慣だけでなく、脳がどれほど長く警戒モードに置かれていたのかという視点も、あわせて持っておく必要があるのです。

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