40年に一度のインフラの大転換期
【阿部】ところが、ガスタービンというのは、数千億円規模の研究投資が必要な「超資本集約型」の部門なんですね。だから2000年代以降、太陽光や風力など再生可能エネルギーが注目を浴びると、火力を使うガスタービンは“古い技術”とみなされて、欧米の企業などでは、だいたいリストラしてしまったんです。だから、今、新たにつくろうと思っても、つくれるところがほとんどない。三菱重工はその需要に応えられる世界的に見ても数少ない企業なんです。
【藤吉】ガスタービン不遇の時代も維持し続けたのが、今になって効いている。
【阿部】それはインフラをつくる企業の特徴でもあります。公共に資する仕事だから、ずっと鳴かず飛ばずの事業だったとしても、ずっともってなきゃいけない。インフラが出来上がってしまうと、次の転換期まで需要はないんです。
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