※本稿は、萩原雅裕『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか?』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
「最も効率が良い」状態とは
仕事を速く進めるために重要なのは、「集中して手を動かしている時間」を、できるだけ長く連続することです。これを「超集中」と呼びましょう。
そのために重要なのは「手を動かしている時に、考え直しにならないようにする」こと。逆に言うと、「作業しながら考えない」「作業しているときは集中する」ことです。
これを一言で表すと、「手を動かす」と「考える」の行き来を最小限にするということになります。
作業(手を動かす)と思考(考える)を明確に分けると、切り替えが減ります。すると手を動かしている時間を長く確保できるようになり、仕事が速く進むようになるのです。
一度「あとはやるだけ状態」を作れたら、もう考え終わっているので計画に戻る必要はありません。計画モードと実行モードは行ったり来たりせず、一方通行になっているのが、最も効率が良いと言えます。
まずは「スマホの通知」をオフにする
「手を動かす」実行モードに入る前に「考える」計画モードを終わらせておく。そして、計画モードから実行モードに移る。この「1回きりの片道通行」で、仕事を進めるのです。
実行モードに入ったら、切り替えは0回になるのが理想です。以降の切り替えは、ムダ・ロスが発生する「悪い切り替え」です。集中できる場所を確保し、スマホやパソコンの通知を切り、他の作業をどうするかあらかじめ考えておく。そうすれば、余計な「切り替え」が発生することはありません。100%自分の頭で考え切ってから「切り替え」をして、100%の自分で「手を動かし続ける」のが理想です。
つまり、「超集中」するために必要なのは、できるだけ連続した時間続けて「手を動かせる」状態を作ること。実行以前に、計画の精度を高めることなのです。
しつこいくらいに繰り返しますが、実行段階に入る前に、あらかじめ「計画の技術でできることを、すべて終わらせておく」ことが、最も大事です。

