”窓際の人”の方が睡眠の質が良い

× 出社後、会社から出ないことが多い

◯ ランチで外出して日光を浴びよう

社員食堂でランチを食べたり、持参した弁当をデスクなどで食べたりする人の場合、出社してから一歩も外に出ない日があるかもしれません。

モダンなスタイルのオフィス
写真=iStock.com/mesh cube
※写真はイメージです

朝日を浴びることで概日リズムがリセットされることは(本書の)第1章ですでに述べましたが、じつは、日中でも建物の外に出て日光に当たることにより、睡眠の質が改善されるという研究報告があります。

米国・連邦調達庁(GSA)のオフィスワーカー109人を対象とした実験によると、日光が差し込む窓際の席に座っていた人のほうが「ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)」のスコアが良好で睡眠時間も増えたとのことです(※6)

PSQIは睡眠障害の程度や治療効果を調べるために使われる指標です。

また、同じ実験では睡眠の改善だけではなく、日中に日光に当たることで、抑うつの軽減といった効果も確認されています。

研究報告では、オフィス内の照明だけでは光量が足りず、上記のような効果は認められなかったそうです。

夏場は15分、冬場は30分の日光浴

また、日光を浴びることで、骨を強くし、免疫機能を高めるビタミンDが体内で合成されるほか、“幸せホルモン”ことセロトニンの分泌も促進されます。セロトニンは眠気を誘うメラトニンの原料となるため、夜の入眠がスムーズになると考えられます。

ただし、長時間の日光浴は紫外線によるシミやシワの増加など、悪影響も懸念されます。紫外線の悪影響を最小限に抑えつつセロトニンの分泌を促すためには、夏場で15分、冬場では30分程度の日光浴がオススメでしょう。

デスクワーク中心の人の場合、昼は社外のお店でランチを食べる、持参した弁当を屋上や公園で食べる、息抜きついでにコンビニに行く、といった行動でなるべく日光に当たることを意識してみましょう。

〈今日から試そう〉

・お昼はランチに出かけるか、外で弁当を食べる
・息抜きにコンビニに行く
・オフィス内の日光が入る窓際で仕事をする