国内弾圧部門を長く率いてきた強硬派重鎮
ほか、SNSC内で比較的、発言力が強い人物として、ガリバフ国会議長(64)とゴラムホセイン・モフセニ・エジェイー司法長官(Gholam-Hossein Mohseni-Ejei、69)がいる。
その他、IRGC人脈の中で強い影響力を持つ人物としては、ホセイン・ネジャトIRGC保安部長(Hossein Nejat、推定70~71歳)がいる。国内弾圧部門を長く率いてきたIRGC人脈の強硬派重鎮である。
また、モハンマド・アリ・ジャファリ元IRGC総司令官(Mohammad Ali Jafari、68)はIRGCで陸軍司令官、サラッラー本部(首都圏弾圧部隊)司令官を歴任した後、2007年~2019年にかけて総司令官を務めた。
現在はIRGCの宣伝戦・心理戦部門である「ハズラテ・バキアトッラー社会文化本部」の本部長のポジションにいる。
他方、マジド・ムサヴィ航空宇宙軍司令官の発言力も強い。IRGCで弾道・巡航ミサイルやドローンの部隊を指揮統括している人物だ。
また前出「ハタム・アル・アンビヤ中央本部」のアリ・アブドラヒ司令官(66~67)も現役の重鎮である。
イランの現体制はあくまでモジタバ・ハメネイ最高指導者を唯一の最高権威としながらも、その補佐集団が事実上体制をコントロールしており、一種の集団指導体制となっている。
報道では、バヒディIRGC総司令官やガリバフ国会議長など、オモテの高官であるSNSCメンバーが注目されがちだ。
だが、ウラでは、ハムーシ最高指導者室長(推定)やレザイ最高指導者軍事顧問をはじめ、こうした黒幕たちが談合して政策を詰め、モジタバに具申しているものとみられる。




