自称「美しく華やかな理想的な国家」

習近平の演説における「恥辱感」の背景を理解するためには、中国人が持つ中華文明に対する深い自負心を理解する必要がある。

18世紀前半まで、中国は間違いなく世界で最も優れた文明を誇る国家だった。科学技術分野では四大発明に代表される革新的な技術を生み出し、人文学や芸術などの分野でも他国の追随を許さない高い水準を維持していた。

詩歌、書画、哲学、建築など、その多岐にわたる文化は、東アジア全体に大きな影響を与え、周辺諸国はその文化を学び、取り入れることに努めた。この歴史的な輝かしさこそが、中国人が持つ中華文明に対する強烈な自負心の源泉である。