式典で「おことば」がなかった

しかも前例では、首相の式辞の後に昭和天皇が「おことば」を述べておられた。その一節にはこうあった。

今日こんにちのこの発展は、明治維新以来の先人が、英知と勇気をもってなしとげた業績と、国民が相携えて幾多の困難を乗り越え、たゆまぬ努力を重ねて来た成果によることを想い、感銘深いものがあります」(『昭和天皇実録』14巻)

100年に一度の式典に天皇陛下のご臨席を仰ぐのであれば、同じように陛下からおことばをいただくのが当たり前だろう。

しかし今回の式典では、なぜか陛下のおことばがあえて外されていた。この件はさすがに国会でも問題視された。