求められるのは「コンパクトで丁寧な指導」

「丁寧な指導」と「時間をかけた説明」は、似て非なるものです。相手が求めているのはあくまでも「コンパクトでわかりやすい指導」です。

それにもかかわらずDさんが「自分が長時間指導しても相手はじっくりと聞き、感謝してくれているはず」と考えたのは、「自信過剰バイアス(自分のことを実態以上に高く評価したくなる心理)」の典型例です。

小学校時代の朝礼の状況を思い出してください。校長先生は皆さんに一生懸命伝えようと、丁寧に、そして長々と話していました。一方、聞いている児童の多くは、ただただ苦痛で、話の内容なんてほとんど頭に残らなかったものです。