逆流性食道炎を疑う場合は受診を
内科外来には、逆流性食道炎を疑う症状の患者さんは少なくありません。ただし、胸の痛みや違和感は、逆流性食道炎だけでなく、見落とすと命にかかわりのある病気である「狭心症」や「心筋梗塞」でもみられるので注意が必要です。
また、食べ物がつかえる感じ(嚥下障害)、体重減少、消化管出血を疑う黒色便といった症状があれば「食道がん」「胃がん」の可能性が高いので、速やかに上部消化管内視鏡検査をすることになります。逆流性食道炎のような痛みがあるときは自己診断をするのではなく、必ず病院を受診しましょう。
最後に、逆流性食道炎は生活習慣と深く結びついた病気です。薬は症状を和らげる助けになりますが、根本にある生活習慣が変わらなければ繰り返します。体重管理、食後の姿勢、寝るときの工夫。どれも今日から始められることばかりです。気になる症状があれば放置せず、まず医療機関を受診する。そのうえで、日々の習慣を少しずつ整えていく。それが、この病気と上手に向き合う方法です。

