管理職として部下から信頼されるためには、何が必要なのか。新刊『残念なリーダーにならないためのマネジメント50の心理法則』(日本実業出版社)より、部下の心を開く問いかけの技術を紹介する――。
「5年後どうなっていたい?」は危ない
キャリアコンサルタントとして実際に面談をしていると、多くの会社で2種類の「WILLハラスメント」が横行していることがわかります。
その背景には、面談について、中途半端な理解で本質まで理解せずに、表面的なやり方だけを取り入れている管理職が多いことがあるのではないかと感じています。
その実態から共有します。
まず1つ目。弊社では「C-WILLハラスメント」と名付けている、キャリア(Career)についてのWILLの強要です。
大前提として、キャリア支援に取り組むこと自体は、とても重要なことです。今の仕事は自分のキャリアにとって価値があると感じると、仕事への本気度も高まりパフォーマンスも上がりますので、本人も会社もWIN-WINの関係になります。
ただ、「キャリア支援のための研修」で教わった内容や「本で学んだ知識」の通り、すべての人に、「5年後、10年後、どうなっていたいですか?」「そうなるためには、何をしたら良いと思いますか?」を繰り返すと、人によってはハラスメントと感じてしまうことがあるのです。

