炒め物の油を適正量使うには

しかし、そのエネルギーは1gで9kcalもあり(糖質、たんぱく質は1gで4kcal)、とり過ぎると肥満や血糖コントロールの悪化、コレステロール・中性脂肪の増加などにつながります。食事療法の中でも極めて重要なポイントです。

書影
森豊、松生恒夫『血糖値は「腸」で下がる』(青春出版社)

そのため、脂質をなるべく余分に摂取しないよう、調理法などで工夫することが大事です。たとえば、炒め物をする場合、目分量で油を入れると、つい入れ過ぎてしまうので、計量スプーンを使うなどして、常に適正な量を使う習慣を身につけることが大切です。

また、近年では脂質の中でも「オメガ3系脂肪酸」(亜麻仁油、エゴマ油、魚油内のDHAやEPAなど)や「オメガ9系脂肪酸」(オリーブオイルなど)といった、健康によいとされる脂質がクローズアップされています。

実際、サバやイワシなど青い魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸のDHAやEPAには、血液をサラサラにし、アレルギーを軽減する効果も期待できます。トクホ(特定保健用食品)指定を受けているサプリメントもあります。動脈硬化の治療薬としても利用されています。

しかし、血糖値コントロールの面から見ると、体によいからといって、脂質のとり過ぎは禁物です。

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