2026年4月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。歴史部門の第3位は――。
▼第1位 豊臣秀吉でも、秀長でもない…比叡山を焼き払い、織田家の出世頭になった"中途採用のよそ者武将"の名前
▼第2位 秀吉でも光秀でもない…「金ヶ崎の退き口」で信長を窮地から救ったと考えられる"もう一人"の戦国武将の名前
▼第3位 なぜ信長は秀吉でも勝家でもなく、光秀に「比叡山攻め」を命じたのか…NHK大河では描かれない知られざる背景
信長は新参者・明智光秀をどう見ていたか
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、12年も先の本能寺の変を予感させるくらい、織田信長(小栗旬)の明智光秀(要潤)への信頼感が薄い。第15回「姉川大合戦」(4月19日放送)で、光秀はようやく信長の家臣になったのだから、仕方ないのだろうか。岐阜城での評定で、信長は重臣たちに「今日より明智十兵衛尉光秀が、わが家臣として加わることとなった」と紹介し、光秀は「これよりは殿のため身を賭して励みます」と答えた。
なにしろ、家臣になったというのも、第14回「絶体絶命!」(4月12日放送)で、それまで仕えていた足利義昭(尾上右近)から「光秀、そなたが信長のものになれ。家臣となり織田の動きをわしに知らせるのじゃ」と指示されてのことなのだから、信頼されるほうがおかしいかもしれない。
そして、第16回の「覚悟の比叡山」(4月26日放送)。光秀は信長から「延暦寺に書状を送り、従わないときは女、子供だろうと皆殺しにしろ」と命じられ、それを実行に移す。その残虐な振る舞いに義昭が激怒すると、光秀は「信長に疑われているからそうするしかなかった」とつぶやくようだ。
だが、結論を先にいえば、この時点で信長が、光秀を疑っていたとは思えない。それどころか、ほかの重臣たちがうらやむほどの信頼を勝ち得ていた。
なぜ、そういえるのか。そこを解き明かす前に、光秀の出自をたどっておきたい。

