信玄の死因は毒入りの餅というウソ
この日のクライマックスである小谷城にたどり着く前も、驚くべき場面が続いた。武田信玄(高嶋政伸)は餅を喉に詰まらせて急死。しかも、それは織田信長(小栗旬)の側が仕込んだ毒入りの握り飯を食さずに済んだ直後に、という設定だ。信玄の死因は胃癌だったという説が有力なところに、斬新な「新解釈」だった。
また、足利義昭(尾上右近)が追放されたのはいいが、義昭の二条御所が壊されるのは、それから3年ほど後のことである。ところが「小谷落城」では、信長は御所をすぐに跡形なく壊させた。それもあえて、少し前まで義昭に仕えていた明智光秀(要潤)に命じた。
ドラマの展開を劇的にするために、わかっている史実まで変更して描くのはいかがなものか。しかも、御所の建物を木筒などで打ち砕いていたが、当時は、使える建物はどこかに移築した。このような雑な破壊は当時の常識と異なる。
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