※本稿は、松原奈緒美『信頼される人がやっている ビジネス基本のふるまい事典』(かんき出版)の一部を抜粋・再編集したものです。
「自分の好きな服を着る」がNGなワケ
仕事では「身だしなみを整えましょう」と言われますね。これは、身だしなみとは、他者に不快な思いをさせないために整えるものだからです。
いっぽう、「おしゃれ」は自分の好きなもの、個性を主張するものです。
身だしなみは他者評価が基準ですので、自分の着たいもの、したいことをするのではなく、他者から評価される仕事に見合った服装やヘアスタイルが求められます。
クールビズ、ウォームビズ、カジュアルビズが導入されるなど、身だしなみの境界線は年々曖昧になってきています。
細かな規定は少なくなりましたが、与える印象・評価は昔と今とでそれほど違いはありません。
本稿では、仕事での身だしなみで注意すべきポイントをご紹介します。
服装と靴の格式は一致させる
まず、服装と靴は格式を一致させることが大切です。
スーツを着用する際は、革のビジネスシューズが基本です。合皮製のものでも、ビジネスシューズ形状であれば差し支えないでしょう。
避けるべきなのは、スニーカーなどのカジュアルな靴、ローファー、スリッポン、メダリオンやウィングチップなどの派手な装飾のあるもの、ブーツ、ミュール(かかとがない靴)、サンダル(つま先が出たもの)などです。
男性のビジネスシューズの中でも格式が高いのは、内羽根式のストレートチップです。ひとつ持っておくと、急なフォーマルシーンでも使えるので、おすすめです。
女性はパンプスを合わせましょう。正式には、ヒールのあるものを履きます。3~7センチ程度のものを選ぶとよいでしょう。なお、ウェッジソールはカジュアルなので避けてください。靴の色はスーツと同系色が基本です。例えば、紺のスーツに茶色の靴などを合わせると、若干カジュアルな印象になります。
靴下も、男性はスーツと同系色のビジネスソックスです。くるぶし丈のもの、柄がカジュアルなソックスなどは避けましょう。女性はストッキングを着用します。タイツは本来、カジュアルなものです。