なかなか改善しない人向けの最後の手段

これは旅行前だけでなく、ふだんの買い物でも同じでしたよね。事前に「まだ食べられるもの」と「もう食べられないもの」を確認し、自分の失敗パターンに気づく。ダメな自分と向き合い、受け入れて、同じ失敗は二度としないと肝に銘じる。そうすれば、お金の回り方も変わってきます。お金が貯まる人は、これが自然とできている人、己をよく知っている人です。

ただ闇雲に節約するだけではなく、例えば「うちの調味料は、これだけあれば十分」ということがわかったら、同じ醤油でも、近所のスーパーの安売りの醤油ではなく、ワンランク上のこだわりの商品を選ぶなど、より有意義にお金を使えるようになります。片づければ、お金の回り方も変わるし、料理もおいしくなるのです。

それでも、なかなか改善しない人に最後の手段です。一度、死蔵して捨てたものの金額をすべて計算してみてください。道の駅で買ったあのドリンク液1200円、家族が使わなかったあのドレッシング1000円、買ったまま放置していたあの乾燥ワカメ1000円……と、けっこうな金額になるのではないでしょうか。思わず気持ちと財布の紐がキュッと締まるはずです。

衝動買いしたくなったら、自分に3つの質問をとはいえ、せっかく行った旅先ですから、新しいものに出合ったらちょっと試してみたくなるのが人情です。そんなときは、レジに持っていく前に、次の3つの質問を自分に投げかけてみましょう。

「何を手放せるか」「どちらが大切か」

1.「私、これ帰ってから使う?」

帰ってからは使わないであろうものは、買わない。

2.「これを使うために、何を手放さないといけない?」

家にものを増やしたら、その分、何かを減らさないとどんどん家は散らかっていくので、「代わりに何を手放せるか」「どちらが大切か」考えます。

3.「本当に、ここでしか買えない?」

令和の今、全国各地の名産は、ほとんどオンラインで買うことができます。東京なら、アンテナショップに行けば、たいていの名産・名物は手に入りますよね。わざわざ現地で買う必要はないかもしれません。

購入する前に、この3つの問いを自分へするように習慣化した結果、「旅先でものを買わなくなった」という受講生さんは多いです。このように「自制」の仕方を覚えれば、日々の買い出しでも無駄遣いが減り、お金が貯まる人へと自然と近づいていきます。

「今までは、無意識に目につくままに買っていました」そのように話す受講生さんに、過去たくさん出会ってきました。