ライフイベントの3分の1が遺伝に起因

驚いたことに、一卵性双生児は二卵性双生児よりも、ライフイベントの類似度が2倍高いことが判明した(二卵性の相関係数が0.15なのに対し、一卵性は0.30だった)。これと同じパターンは、別々の家庭で育ったふたごでも認められた。

この相関が示唆するのは、ライフイベントの個人差の30%は親から受け継いだDNA差異で説明されるということだ。それまでずっと、ストレスフルなライフイベントは純粋な環境要因だと考えられてきたが、実際には、そのほぼ3分の1が遺伝に起因しているのである。

それにしてもなぜ、ストレスフルなライフイベントに遺伝の影響が表れるのだろう? 本研究で使われたアンケートには、ストレスフルな出来事が「起きたかどうかという認識」と、「それに対してどう反応したか」に関する質問が含まれていた。