老化を予防する食習慣は何か。医師の牧田善二さんは「高温調理した揚げ物は老化促進物質であるAGEをたくさん含んでいるため、食前に飲食店で注文すると添えられていることがある食材をしっかり絞りかけて食べるのが正解だ」という――。
※本稿は、牧田善二『腎臓 人工透析にさせない最強の医療・食べ方』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
中高年のプロテイン摂取は危険
すでに腎臓病がある人は、タンパク質の摂取を一日60グラム以下くらいに制限されます。タンパク質を分解する過程で生じる尿素が増えれば、それを濾過する腎臓の負担も大きくなるからです。
腎臓病がない人は、肉も魚も普通に食べて構いませんが、あえて粉末や液体の「プロテイン」を摂ることはやめましょう。
食が細くなってきた高齢者や、ジムで体を鍛えている人などを対象に、最近はプロテインの摂取がすすめられています。肌や毛髪などを美しく保ったり、骨を丈夫にしたりするためにも、プロテインが効果的だと思い込んでいる人もいます。
しかし、それによって腎臓を悪くするケースが多々あるのです。
粉末や液体のプロテインは、肉や魚などの食品よりもはるかに高濃度のタンパク質を含んでいます。ただでさえ、加齢で腎機能が落ちているのに、中高年からのさらなるプロテイン摂取は腎臓に負荷をかけ、とても危険です。
プロテインを「よいもの」として捉えている人たちは、「健康維持のためにタンパク質を積極的に摂らねばならない」と考えています。
私たちの体内では、絶えずタンパク質が新しくつくり替えられているため、「タンパク質が足りなくなったら大変だ」と心配しているのでしょう。
でも、菜食主義者が健康を保っているのを見ればわかるように、タンパク質が足りなくなることはありません。
野菜にもタンパク質は含まれています。肉や魚などを完全に遠ざけるのもいけませんが、要はバランスです。無理に頑張って摂取する必要はないのです。

