婚活をしている女性は、相手のどんなところを見ているのか。主宰する結婚相談所でカウンセラーを務めている大屋優子さんが「年収1100万円、身長174センチ、清潔感もある43歳の男性が、35歳の婚活女性から交際終了を突き付けられた。決め手はスタバのカップだった」という――。

※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている

「お金に困らない結婚」のコツ

幸せな結婚生活において大事なことは何か。それは「心身の健康」と「経済的安定感」に他ならない。本稿では「経済的安定感」を得るための相手選びについて、筆者がこれまで相談を受けてきた事例を基に論じたい。

結婚してから、家庭不和の原因になるのは、お金の問題によることが多いが、これにより不協和音を生み出すことほど、つらく不毛なことはない。そうならないためにも、お相手選びは何より重要である。

結婚相談所の婚活では、男性については年収の公開が必須であり、相手を検索するシステムには年収1000万円を超える高収入男性がずらりと並ぶ。

【図表1】女性 成婚相手の代表値(中央値)
30歳以上の女性が成婚した相手の年収(中央値)は650万円を超えている(出所=IBJ「成婚白書2024」より)

上記のグラフは、業界最大手の結婚相談所ネットワークを運営しているIBJが公表している「成婚白書」に掲載されたものだ(図表1)。30代以上の女性と成婚した男性の年収の中央値(データを小さい順に並べたときに中央に位置する値)は650万円以上となっている。

【図表2】男性年収区分別 成婚相手との年齢差(中央値)
成婚相手の年齢差が4歳以上ある場合、男性側の年収の中央値は約1000万円以上ある(出所=IBJ「成婚白書2024」より)

さらに、上記のグラフは年の差婚と年収の関係性を表したものだが、女性よりも男性のほうが4歳年上の場合、男性側の年収の中央値は1000万円以上だという(図表2)。つまり、女性は年の差婚になればなるほど、高収入の男性と結婚しているということだ。

ならば、高収入の配偶者と結婚できれば、お金の心配はなく暮らしていけるのか?

現実には、そうとも言えないのだ。