テレ朝記者の質問が引き出したもの
最後に、私は今回の件の殊勲者は、この質問をしたテレビ朝日の千々岩森生記者だと思う。勝ち誇って答えたようでいて、トランプ氏はまんまと本性を見せていた。勝ちたいのに勝てない戦後のアメリカ、その中で、もはや頭の中の英雄像に背を向けてもかまわない、という葛藤と矛盾を背負っていることを、まざまざと見せつけてくれたからだ。
千々岩氏の質問が、外交交渉をする国の立場とは違う、国民の視点を持ち込んでいたのも良かった。日本人の多くがイラン攻撃を支持していないし、戦闘が継続した結果、必要な物資が入らなくなり、経済活動や日常生活に危機がもたらされるかもしれないことを不安に感じている。攻撃してから、ホルムズ海峡の航行の安全への貢献を日本に要請するなら、なぜ攻撃前に言ってくれなかったのかと思うのは、市民感情として当然のことだ。
そして、トランプ氏のパールハーバー発言は、今後日本が長い目で、アメリカとどう接していくべきか吟味するための材料にもなる。「トランプ氏から無理難題を押し付けられないよう良好な関係を作る」という目の前のことばかり気にして、アメリカが今どのような状態になっていて、戦後の歴史の中で世界はどのような位置にあるのか、長い時間軸の中で評価できないようであれば、高市政権は国の針路を誤るだろう。
昨日の夕食会では、夕食会場の外に私が到着したら、軍の音楽隊の方々が、X Japanの「Rusty Nail」を演奏して下さり、大感激でした。 pic.twitter.com/FsVXH1KDG8
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) March 20, 2026

