②褒め返す

褒め返しは「お世辞の応酬」ではなく、相手にも敬意を返すコミュニケーションです。

山本渉『できるリーダーはどこを「ほめる」のか? チームが自然と動き出す「戦略的ほめ方」』(朝日新聞出版)
山本渉『できるリーダーはどこを「ほめる」のか? チームが自然と動き出す「戦略的ほめ方」』(朝日新聞出版)

「今日のプレゼンうまかったね」→「ありがとうございます。○○さん(相手)の話し方が説得力あるので、真似してみました」
「このネイルかわいいね」→「え! ○○(相手)のもセンスいいなって思ってた!」

ポイントは、無理やり「私も○○さんのここがすごいと思ってた」と褒め返しを探すのではなく、相手の言動やセンスを普段からよく観察して、思っていたことをこのタイミングで自然に伝えることです。観察力から生まれた褒め返しは相手にも深く届きます。

③笑いにして受け止める

少し照れてしまうような褒め言葉や、大げさな表現をされたときは、あえてユーモアで返すのも一つの手です。

とある女性芸人さんがドレス姿でテレビ番組に登場した際、美しいと褒められて、「はい。よく言われます」と返してその場を盛り上げていました。「私なんか、全然そんなことないです」と謙遜しても場がしらけてしまったでしょう。半分冗談でも、一度受け止める、喜ぶ、感謝する、さらには話を大きくすると、笑いまで誘って場の空気がさらに朗らかになります。

特に大げさな言葉で褒められたときは、それに乗っかってしまいましょう。たとえば、「あなたは日本一の営業だ」と言われたら「はい、世界一かもしれません」と冗談で返す。このくらいの軽さで受け止めれば、場も盛り上がり、相手も気持ちよく言葉を送ることができます。

「もっと褒めてもらいたい」ならば

オフィスのチームメンバー、もしくはプライベートのパートナーで、褒めても全然リアクションがない人がいるとします。「褒めがい」がないと感じて、褒める頻度も減ってしまうのではないでしょうか?

もし、あなたが「なかなか褒めてもらえない」「もっと褒めてもらいたい」と感じているなら、自分のリアクションを見直してみるのも一つの手段です。

褒めてくれた相手や、周りの人の承認欲求にも応えるようなリアクションを心がけることで、「また褒めたい」と思ってもらえる好循環が生まれます。

ポイント➡褒めることだけでなく、褒められることも関係性を育てるチャンスになる。
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