目がくらむような利益を上げている「億り人」でも、もらわずにいられない株主優待があるという。自他共に認める節約好きの億り人に、マネーリテラシーを磨くおすすめ銘柄30を教えてもらった。

優待の本質は「死ななければ負けない」

23年前に投資をはじめた当時の私は、株式投資にまわすお金を捻出するため、徹底的に支出を減らすことを決意しました。「給料の8割を投資にまわす」というかなり厳しいルールを自分に課し、麻酔なしで虫歯の治療を行うなど、ひたすら支出を削って投資資金を捻出していました。

御発注『年間配当2000万円! 超節約と優待株で8億円を貯めた御発注の「コジ活」投資法 』(宝島社)
御発注『年間配当2000万円! 超節約と優待株で8億円を貯めた御発注の「コジ活」投資法 』(宝島社)

私がはじめて買った株は吉野家ホールディングスとワタミの2社で、配当と優待を合わせた利回りが約5%ありました。これは言い換えれば、「20年死ななければ、絶対に損をしない」ということでもあります。ディフェンシブな考え方ですが、優待によって生活コストを下げることができればその分だけ投資にまわせるお金を増やせるため、ケチな性格の私にとってはぴったりの考え方でした。

その後は投資スタイルを変えて値上がり益をメインに考えるようになり、今から約12年前に「億り人」となりましたが、節約すること自体が好きで、支出が減ることに喜びを感じる性格自体は変わらず、優待銘柄も保有し続けています。優待銘柄を探す際は、配当と優待の合計利回りが5%を超えていることをひとつの基準にしています。

(構成=作田菜保子)
【関連記事】
残り時間×手元資金で変わる「1億円戦略」…40代、50代、60代「やってはいけない投資、やるべき投資」
40代はオルカン1本で十分、金投資は資産の5%程度に…「1億円戦略」でやってはいけない投資、やるべき投資
「取り崩し」まで10年を切ったら株式比率を下げる…「1億円戦略」で50代がやってはいけない投資、やるべき投資
価格を考えない「定期売却」が定年後の勝ち筋…「1億円戦略」で60代がやってはいけない投資、やるべき投資
9割が知らない間違いだらけの投資の常識…「貯金だけ」が最も危ない時代の新NISA「超」スタートガイド