「サブキャラ」に甘んじる存在ではない
そして両者に共通するもう一つの要素が、職人の意識の差が如実に出る点である。ネギの切り口、メンマの戻し方や味付けの仕上げ。
それらは大きな声で誇示できるものではないが、確実に客の舌は感じ取る。言葉にされなくても美味しいと感じさせる、その無意識の部分を支えているのがこの二つだ。
ラーメンは全体のバランスこそが命である。スープと麺の構築に心血を注ぐのは当然だが、サイドに見えるネギとメンマをおろそかにしては、完成度は高みに届かない。
むしろ、目立たない部分にこそ職人の姿勢が最も透けて見えるのだ。だからこそ、ネギとメンマは「サブキャラ」に甘んじる存在ではない。むしろ、ラーメンにとっては絶対的な存在なのだ。


