すぐに前菜を注文、その後はどうする?

前菜はすぐに頼む。蒸し鶏、焼き豚、クラゲ、ピータン、きゅうりといったもので、盛り合わせにしてもらえばいい。その後の料理は注文の達人が参加者の好みをまんべんなく聞いたうえで、メニューをにらみながら決めていく。

たとえば……。

「豆腐料理はみなさん、何がいいですか。マーボー豆腐? わかりました。では、一緒にちょっとだけ白いご飯も持ってきてもらいましょう」

タケノコなど季節の食材を使った料理、その店のシグネチャー(得意料理)を交ぜながら、5品から6品をみんなで決めていく。料理を決めているうちに親近感がわいていくる。

そういうこともあるので中華料理の接待では最初からコースを選んでおくのではなく、店に行ってからみんなで料理を決めるのが接待の成功を左右すると思っていい。

品数は奇数、味はバラけさせる

中華料理を選ぶ時の注意をひとつ書いておく。中華料理の通に言わせればさまざまなルールがある。たとえば、料理の品数は奇数にする、人数分の料理にスープとお菓子を必ず加えるといったようなことだ。だが、それにこだわり始めると料理が決まらない。

それよりも、醤油味、塩味、ピリ辛味、味噌味など、料理の味付けが同じ皿が続かないようにすることだろう。どんな人でも、マーボー春雨とマーボー茄子とマーボー豆腐が続いてきたら、うんざりする。塩味の料理が好きな人は「早く帰って寝よう」と考えたくなる。

味付けと食材のバラエティを考えて、その場でコースを作ることだ。海老料理は塩味にして、アワビは醤油味、魚は蒸し物にして、豚肉は揚げ物にするといった工夫である。変化をつけて中華料理を楽しむといい。

(野地 秩嘉/Webオリジナル(外部転載))
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