「謙虚さ」は向上心の証
「私はちっとも悪くない」という考えをしていると、人は成長できません。
仕事がうまくいかないとき、「今は不況だから」とか「社長がロクでもない人だから」などと、周囲に原因をなすりつけていたら、成長しようという気持ちにもならないでしょう。自分は悪くないわけですから。
その点、「自分が悪い」と考える人は、たとえば仕事がうまくいかないとき、新しい仕事のやり方を試してみるとか、本を読んで勉強するとか、いろいろな努力をして現状を打破しようとします。それが自己成長を促すのです。
「自分が悪い」と考えるのは、成長の第一歩。
自分の努力不足を棚に上げて、「先輩や上司の教え方が悪いから、私はいつまで経っても仕事を覚えられない」といった考え方をする人は、たぶん、いつまでも成長することはできません。
そういう人は、自分の成長を実感して幸せな気分になることもなく、つまらない人生を歩むことになります。
内向的な人は、何かあると自分を責めてしまうものですが、「悪いのは努力しない自分」と考えることは、決して悪い思考習慣でもないことは覚えておきたいものです。
「知ったかぶりをしない」ので好印象
あなたは、自分の知識に自信が持てず、知っていることなのに「発言をためらう」ということはありませんか?
考えすぎる性格ゆえに、完璧でない知識を人前で披露するのを恐れてしまうのです。
しかし、その「謙虚さ」は、実は人間関係で最強の武器となります。無理して自分を大きく見せない姿勢こそが、あなたを「好印象な人物」にする魔法なのです。
外向的な人は、そんなに詳しく知らないことでも、うろ覚えの知識でも、「ああ、それはこういうことだよ」と得々と話したりします。
内向的な人にこういうことはできません。
実際のところ、相当に知識があっても、「私は、あまり詳しくありませんので」と言ってしまいます。
内向的な人は、とにかく知的に謙虚。
賢人ソクラテスは、「自分が知らないことを正直に知らないと自覚することが、真の知恵の出発点」と考え、“無知の知”という概念を自分の哲学の中心に置きました。内向的な人は、自然にソクラテスと同じような思考法をとっていることになります。
知らないことを認めるのは、とても素晴らしいことなのです。

