一流が意識する「内的環境」「外的環境」

環境には外的環境と内的環境の2つがあります。

外的環境とは、五感を通じて入ってくるあらゆる要素のことです。音、光、香り、味、触感といった物理的刺激から、一緒に過ごす人々、住んでいる場所、使っている物、日々接触する情報、さらには文化や社会的な期待まで、身体の外側から影響を受けるすべてが含まれます。

一方、内的環境とは、感情、信念、価値観、健康状態など、自分の内面の世界の在り方です。日々何を信じ、何を感じ、どんな思考をして過ごすか、自分自身に対してどのような感覚を持って生きているかによって形づくられています。

「内的環境」を向上させるためには自己改革習慣が重要です。心を整え、思考や感情を意識的に選び直すことで、高いステートを維持することが自己変革の第一歩だからです。この内的環境の改善を補完し、加速させるうえで大きな役割を持つのが外的環境です。

意識の高い人たちは、多くの場合、人生に対して高い基準や価値観を持ち、それにふさわしい環境を意図的に選んで身を置いています。

成功者は、内面の成長や変化をよりスムーズに、そして確実に加速させるためには、心の中だけでなく「外的環境」も同時に見直すことが欠かせないと知っているからです。

肉体を持つ私たちは24時間、外の世界に囲まれて生きている――だからこそ、環境をデザインすることができれば、より効率的に理想の未来へとたどり着くことができます。

環境を意図的に選び、整えることは、あなたの内面に新しい力をもたらし、理想の人生を築くための強力な支えとなるでしょう。

散らかった部屋では落ち着かない

あなたにも、こんな経験があるのではないでしょうか。

雑然とした人混みの中で過ごすと疲れてしまう。換気の悪い部屋に長くいると頭がぼんやりして集中できなくなり、散らかった部屋では気持ちまで落ち着かなくなる。電車の中や騒がしいオフィスで、なぜかイライラが止まらなくなったり、やる気が削がれてしまったりする――なんとなく自分には合わないと感じる場所に行くと、理由もなく気分が重たくなることがあります。

散らかったリビングルーム
写真=iStock.com/mediaphotos
※写真はイメージです

一方で、自然の中を歩けば心が軽やかになり、深く息を吸うだけで穏やかな気持ちになる。朝日を浴びると一瞬でエネルギーが湧き上がる。整理整頓された心地良い空間に身を置くと集中力が高まり、良いアイデアが浮かんでくる。お気に入りのカフェや図書館では、なぜか普段よりも勉強や仕事がはかどる。そんな経験もあるかもしれません。

これらの体験は偶然ではありません。環境が私たちの心と身体、ひいては在り方そのものに大きな影響を与えていることを物語っているのです。