環境が成果に与える影響は大きい
私たちの身体は心臓の動きによって「生体電磁場」と呼ばれる見えないエネルギーを放っています。一方で、場所にも独自の要素があります。光、音、電磁波、温度など……さまざまな要素が絡まり合って生み出される、その場所独自のエネルギーを放っているのです。
人間が放つ生体電磁場は「周囲の環境に応じて、身体の働きを整える」という特徴を持っている可能性が指摘されています。特定の場所にいると、その場所が持つ環境要因に対して身体が反応し、心身に影響を与えるのです。
実際に、一部の研究では、私たちが身を置く特定の環境によって脳波のパターンが変化し、それに伴って生理的・心理的な影響が引き起こされることが確認されています。場所の物理的環境が安定して良好であれば、私たちは自然と好ましい影響を受けます。反対に、不安定で劣悪な環境に長時間さらされたり、繰り返し身を置いたりすると、心身に負の影響が積み重なり、私たちの考え方や行動そのものにまで影響を及ぼすのです。
例えば、暗く陰気な場所に長くいると、心が沈み込み、やる気を失いやすくなります。一方で、雰囲気が明るく、自分に合った爽快な空間で過ごすと、気分は自然に高まり、前向きな感情や意欲を感じやすくなるでしょう。
つまり、環境が整っていないと私たちのステートは乱れやすく、思考や行動、さらにはマインドセットそのものにまで悪影響を与えてしまうのです。
逆に、環境が整っていれば心身は自然に調和し、マインドセットは強化され、いつも以上のパフォーマンスを発揮しやすくなる――これこそが「環境が私たちの人生を左右する」という教えの原理です。
データや理論だけでは説明できない「最適な場所」
環境が私たちに与える影響については、多くの科学的研究で実証されています。しかし、「自分に最適な場所」を選ぶ際には、データや理論だけでは説明できない要素があることも確かです。
以前、アメリカで毎年数億円を生み出す経営者の家を訪れたときのことです。彼女の家の一角には特別なスペースがあり、そこに座ると不思議と高い確率で効果的なマーケティングの発想や人気商品のアイデアが次々と浮かんでくるのだと教えてくれました。
「これは偶然じゃない。信じられないかもしれないけれど、この場所には言葉に表せない何か特別な力があるのよ」と彼女は言いました。
場所に特別な思いを抱いているのは彼女だけではありません。あらゆる業界の成功者たちの多くが、「どこで仕事をするか」「どこで考えるか」に強いこだわりを持っています。
