果物の甘味で味覚をリセット
また、精製された白砂糖や白米、菓子パンなどの「高GI食品(血糖上昇指数の高い食品)」も注意が必要である。血糖とインスリンの急激な変動は、酸化ストレスや慢性炎症を助長する可能性があり、長期的に代謝バランスを崩すと考えられる。
疫学的にも、糖分の多い飲料を常習的に摂取する人は、肝がん・膵がん・子宮体がんなどのリスクが高いという報告が相次いでいる。もちろん、糖質そのものは生きるために必要なエネルギー源であり、すべてを排除すべきではない。問題は「過剰」と「精製」である。
果物や全粒穀物など、食物繊維を含む自然の糖質源は、血糖上昇を緩やかにし、むしろ代謝を安定させる。したがって、がん予防の観点からは、「砂糖を減らす」よりも、「自然な形の糖を選ぶ」ことが重要である。
甘い清涼飲料水やデザートを控え、果物の甘味で満足できるよう味覚を慣らしていくことが、具体的な第一歩となる。


