果物の甘味で味覚をリセット

また、精製された白砂糖や白米、菓子パンなどの「高GI食品(血糖上昇指数の高い食品)」も注意が必要である。血糖とインスリンの急激な変動は、酸化ストレスや慢性炎症を助長する可能性があり、長期的に代謝バランスを崩すと考えられる。

川口知哉『「がん活」のすすめ 科学と名言でつくる「がんを寄せつけない習慣」』(ブルーバックス)
川口知哉『「がん活」のすすめ 科学と名言でつくる「がんを寄せつけない習慣」』(ブルーバックス)

疫学的にも、糖分の多い飲料を常習的に摂取する人は、肝がん・膵がん・子宮体がんなどのリスクが高いという報告が相次いでいる。もちろん、糖質そのものは生きるために必要なエネルギー源であり、すべてを排除すべきではない。問題は「過剰」と「精製」である。

果物や全粒穀物など、食物繊維を含む自然の糖質源は、血糖上昇を緩やかにし、むしろ代謝を安定させる。したがって、がん予防の観点からは、「砂糖を減らす」よりも、「自然な形の糖を選ぶ」ことが重要である。

甘い清涼飲料水やデザートを控え、果物の甘味で満足できるよう味覚を慣らしていくことが、具体的な第一歩となる。

【関連記事】
パカッと開けて週に1、2個食べるだけ…がん専門医が勧める「大腸がんを予防するオメガ脂肪酸たっぷり食品」
「牛乳だけ」よりずっと効果的…医師「必ず一緒に摂って」と断言、骨を強くする"スーパーで買える食材"
「頭のいい子が育つ家庭」の食卓には出てこない…朝ごはんのパンに塗りがちな「脳に悪影響でしかない食品」とは
これが不足すると骨がボロボロに…「日本人に足りない3つの栄養素」を一度に摂れる"和の伝統食"
血液をサラサラにし、骨のヨボヨボ化を防ぐ…大さじ1杯入れるだけで「納豆の真の力」が引き出せる液体の名前