自ら樽の輪を締めてコスト削減

その後、発酵に必要な酵母を培養する仕事、経費管理を担う事務部門を経験し、再び貯蔵グループへ戻る。

「意外なことに、事務部門で学んだ固定資産管理や経理の考え方が、のちのブレンダーの仕事に大きく役立ったんです」

白州ディスティラリーの時代は、ウイスキーにとって“冬の時代”だった。アルコール飲料が多様化し、ウイスキーの需要は落ち込む。かつて一世を風靡したブランドでさえ、苦戦を強いられていた。