検死が許されなかった不自然な“自殺”事件
外交官の怪死事件から紐解こう。
1月8日、キプロスの首都ニコシアにあるロシア大使館で、41歳の外交官アレクセイ・パノフ氏が死亡した。英ガーディアン紙やロシア独立系英字紙のモスクワ・タイムズによると、大使館は死因を明らかにせず、「ご家族にとって深い悲劇」とコメントするにとどめた。一方、現地メディアは匿名の警察筋の情報として、パノフ氏が執務室で首を吊って自殺したと報じている。
しかし、その後の大使館の対応が疑念を呼んでいる。パノフ氏は遺書を残していたとされるが、大使館はこれをキプロス警察に渡さず、「モスクワで精査する」として開示を拒否。さらに、捜査官が現場検証のため大使館内に立ち入ることも拒んだ。現地警察は、大使館の中庭で遺体を引き取ることしか許されなかったという。
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